セブ島留学では平日は朝から夜まで、高校のような時間割で授業をすることになります。授業の内容はリスニング、リーディング、スピーキング、ライティング、文法、発音、語彙など細かく別れています。学校によってはビジネス英会話やTOEICなどが学べるところもあり、それぞれ力を入れている内容が変わってきます。
今回の記事では、セブ島留学を半年経験した私が、1日のスケジュールと学習カリキュラムについて解説します。学校によって時間割やカリキュラムの分け方など少しずつ違いますが、大まかに分けると似たようなものです。
マンツーマン授業4時間だけのコースです。授業は半日で8時から12時までの午前だけか、13時から17時までの午後だけのパターンがあります。残りの半日は自由時間です。私が見てきた人ではジムに通ったり、仕事をしたり、買い物や旅行をしたりと、時間があるので色々なことをしていました。
英語の伸びは遅くなりますが、1週間だけの体験で旅行も同時に楽しみたい人、勉強から長く遠ざかっていてゆっくり学びたい人には良いと思います。また、場所を問わずネットで仕事ができるノマドと呼ばれるような人にとっては、セブ島留学をする方が日本にいるより生活費が安くなり、お得になることもあります。
セブ島留学では標準のコースで、昼休憩ありの朝から夜まで授業です。私は高校時代の7時間授業がしんどかった経験からこのコースを選びました。学校によって8時から15時、9時から16時、10時から17時など時間割は様々です。1日6時間だと短く感じてしまうかもしれませんが、自習するのはもちろん自由ですし、毎日勉強するのは疲れるので、個人的にはちょうど良いくらいの時間でした。
イデアセブの一般英語コースもこのパターンです。イデアセブでは無料で受けれるオプションクラスなども合わせると1日8時間受けることができるため、その日の自分のモチベーションが高ければスパルタ校並みの勉強時間を確保できるところが嬉しいです。
ガッツリやりたい人向けに、8時間やそれ以上のコースもあります。夜間コースをオプションでつけて10時間以上にもでき、短期間に本気で英語を身につけたい人向きです。8時間×半年勉強するのは体力的にキツイですが、やり切れば確実に英語力はアップします。起きてすぐ、朝7時から夜寝る直前の23時くらいまで自習も含めて頑張る人もいました。
学校によって違いますが、基本的には分野によって細かく別れていて、好きな授業を選べます。セブ島留学では英会話を学ぶのが基本で、スピーキングの授業がメインです。フィリピン人の先生は人に教えるための資格を持ち、教えるトレーニングもしています。
音声や先生が話す英語を聞き取る授業です。長文を聞いて書き取るのは速記の技術もいるので難しく全くついて行けませんでした。他の授業でリスニングを含んだ勉強ができるので私はあまりやらなくて、最初は授業を取っていましたがすぐに変更しました。
また、セブ島留学では部屋で何人もの生徒と先生がマンツーマン授業をしているので、周りがうるさくリスニングに向いていないという意見もあります。逆に、それは外の世界と同じ条件なので、1人でリスニングの勉強をするより良いとも言われます。実際には、聞き取れないほど周りがうるさすぎるということはありませんでした。
文章を読んで内容を理解します。センター試験やTOEICの後半の大問ような問題を解き続けます。英語で長文を読んだり、情報を処理したりする能力が身につくので、海外での生活に大いに役立ちますし、英語のインターネットも使えるようになります。内容自体もおもしろく、英語の本を読むような感じでした。
一般的に言う英会話で、ただの雑談もありな自由な授業です。海外で生活するのに必要な能力で、何より楽しいので私も好きでした。話題がないと話せないので何かテーマを用意しても良いと思います。
私は雑談が好きなので、毎回セブ島についてやフィリピン人についてなど、色んなことを質問しながら勉強しました。スピーキングの授業を6時間取って会話を楽しむ人もいました。リスニング、発音なども含んでいるのでスピーキングだけでも良いですし、1番役立ちます。
文章を書く練習で、いわゆる英作文です。英語で日記を書いたり、テーマに沿って意見を書いたりします。将来的に論文やエッセイを書くような人には必要ですが、英語で文章を書く必要がなければ取らなくてもいいと思います。私もライティングの授業は1度もしていません。
中学の教科書で習うような内容で、基礎から学べます。文法用語は英語なのでその知識も必要で、例えば「主語の後は動詞」「ここの動詞は過去形になる」と英語で言われても分かりません。最低限の文法は留学前に勉強しておきましょう。
自分が正しく発音できるように矯正してもらいます。発音が難しい単語が並んでいて、それぞれどう発音するかなどを学んでいきます。例えばFとP、LとRなどを声に出して練習します。
リスニングと同じく、他の授業中に発音の練習にもなるので取らなくても良いと思います。私はスピーキングの先生に、話している時に間違えていれば指摘してもらうように頼みました。文法も同じく指摘してもらいました。
単語の勉強です。単語帳を使うわけではなく、文章を読んで知らない単語が出てきたらそれについて解説してもらい、単語テストもします。これも中学の教科書で新出単語を勉強するのと似た感じですが、解説も英語なので、難しい場合、単語は日本語で勉強しましょう。英英辞典を使うのと同じなので、ある程度の知識が必要です。
日本のビジネスマナーと同じく、英語でも敬語のような表現やメールの書き方のマナーなどがあります。日本の企業でも社内では英語だったり、海外企業とのやり取りがあったりしますが、そんな会社員が良く留学に来ています。
また、職業体験のような授業もあります。特に海外のホテルで働くための練習として、実際に使う単語を学んだり、最後はホテルで接客したりもします。他にもTOEIC、IELTSなどが学べる学校もあるので、自分が伸ばしたい分野に力を入れている語学学校を調べてみましょう。
授業内容のひとつではありませんが、何人かの生徒で一緒に勉強するのがグループクラスです。内容は人が多いことを活かしてディベートしたり、プレゼンテーションしたりと周りの学生とも英語で話すことになります。最初は恥ずかしくてなかなか話せないかもしれませんが、周りのレベルがわかるので、私はモチベーションになりました。
オプションで、夜も授業を受けることができます。内容は様々ですが、基本的にはグループクラスです。単語テストをひたすら解くだけのこともあれば、映画鑑賞、ヨガや「ズンバ」というフィリピンのダンスなど息抜きしながら学ぶこともできます。
スケジュールは高校のような感じで、毎日朝から夜まで英語漬けの生活になります。そのため、長く勉強から離れている人ほど初めは辛く感じます。毎日続けることで習慣になるので、英語を生活の一部にしましょう。カリキュラムは細かく別れていて、自分の苦手分野や必要な分野のみを学ぶことができます。セブ島留学は効率よく勉強することができるのでオススメです。